01/13
Sun
2019
遅くなりましたが、あけましておめでとうございます!!!!!!
2018年最後にみた映画は平ジェネ!!!!!
2019年最初にみた映画も平ジェネ!!!!!
チョロさ1000000の田中は今年うっかり平成らいだー出戻り感あります。
そんな感じで今年もよろしくお願いします。
早速ですが実は平ジェネを事前情報無し(あるのはtkrが出るということだけ)って感じで、ガイム以降見てなかった女がまあ見たわけですよ、クリスマスに。ぼっちで。
そしたら女私一人なのにすすり泣く声が聞こえたりすんの……さいこうかよ……
私はでんお関係無しにひたすら泣いていたのですが、泣くタイミングが一緒のやつが複数居たので安心しました。
で、その後すぐに「私、ジオウ知らないから……ちゃんとみよう」っつーことで三秒でTTFCに入りました。えらい。年内に追いついたんだけど、え?士様3話も出てたじゃん?????なんで教えてくれなかったの??????ゲスト扱いじゃないよね、これ???????
あとはウォズ半端なくかわいいな~~~~って予告でライダーになってて「いやまってこれぜったい永徳でしょ、わたしはくわしいんだ」からの永徳だったときの「だよな~~~~~!!!!!イエーーーイ!!!!!落ちる!!!!!!!!!!!!」感はやばい(やばい)
毎週日曜日楽しみだな~~~!!!!!
と、いうわけで。
新年一回目の更新は平ジェネネタと先月から決まっていたわけなんですよ。
ちなみにヒロインは古代に書いたとくさつまつりの世界から取り残されたヒロインの設定だけ再利用してます。
士様呼びなのは、あれだ。オールライダーネタの小ネタで士様の世界のヒロインがそう呼んでたやつ。そしてそれを書いてから私は呼び捨てに出来なくなったんだなあ~~~(大首領すきすぎ問題)
ちなみに追記は憑依で声が重なって聞こえたのが謎だったっていうか初めての演出?だったからそれから妄想したやつ。
後日裏話が出たからボツったんだなあ~~~~~
今年も好きなように書き散らしてますが何とぞよろしくお願いします!
「あっ……」
モモに言われた通り、ターミナルの物陰におとなしく隠れていた私の目の前に迫った敵。
イマジンではない。きっと別のライダーの敵だろう。
とっさに頭を隠したところでどこかしらにケガを負うのは間違いない。
振りかざされた黒い腕から目を逸らすと、いつまで経っても痛みは訪れない。
恐る恐る見上げると誰かの腕によって攻撃は受け止められていた。
見覚えのある後ろ姿だ。
胸のあたりがざわついた。
そう、あの後ろ姿を私は知っている。
ずっと私を守ってくれているその背中を見間違うわけない。
今は小さくなかったあの背中を、私が知らないはずがない。
「りょう、たろう……」
蹴りを入れ、敵を遠ざけた背中が振り返った。
「君の時間にも、僕は隣に居るのかな?」
おそらく彼は私の知る良太郎ではない。
私の知る良太郎は今、時間変動のなんとかで小さくなってしまった。
それでも聞きなれた声に呼吸が浅くなるのを必死に抑える。
床にへたり込んでいた私に手を差し伸べる彼はうっすら青いメッシュがある。
けれどもよく見たら瞳の色も青くない。よく知るあのスケベ亀が憑依した彼とは違う不慣れなエスコート、何よりも声が彼そのものなのだ。
「貴方は良太郎よね?」
「うん」
へらりと笑う姿はやっぱり良太郎だ。
立ち上がらせてから、服についた汚れを軽く払ってくれるぎこちない手をぼんやりと見つめる。
敵に襲われるのも久しぶりなので、なんだか今という時間に現実味がない。
「梓ちゃん」
不意に呼ばれて思わず勢いよく顔をあげれば黒い瞳と目が合う。
「もうじき迎えが来ると思うから、それまで待ってようか」
迎え、とはデンライナーのことだろう。私が乗るはずの。
さっき戦いに向かってしまったので、まだしばらく帰ってくることはないだろう。
「梓ちゃんの時間の僕は元気?」
「時間変動で小さくなったよ」
かくして、私が生きる時間とは違う時間軸の良太郎とほんの少しだけおしゃべり。
「良太郎は相変わらず、不幸体質」
だって、僕だし。と彼は笑った。
ターミナルの待合室は非常事態だからか誰も居らず、よく声が通る。
壁に染み入るような気がするのは私がこの声を聴ける時間が限られているのが惜しいと感じているからなのか。
とにかく彼の声はよく響いた。
「そっか、でもまだ電王として戦っているんだね」
「うん。小さくなっても守ってくれてるよ」
私のことも。なんてね。
「こっちの時間はまだみんなに出会えてないんだ」
自然と出ていた笑みが一瞬にして消える。
私の時間では良太郎はなんだかんだあってすぐにイマジン達と再会し、今も戦いに身を乗じている。
彼の見た目からして時間の誤差は少ないはずなのに。
「え……」
思わず口から声が漏れた。少し寂しそうに見える横顔に何も言葉が浮かばない。
そんな私を横目で見た彼は瞼を閉じるとまた口を開いた。
「でも大丈夫。さっきモモタロスが言ってくれたし」
背もたれにもたれて、時の砂漠が見える一面の窓を見上げた彼は口元に小さく笑みを浮かべる。
空を映した良太郎の目はまっすぐと未来を見据えていた。
「記憶こそが時間だから」
彼の目には、再会の未来がきらりと光った気がした。
「僕が忘れない限り、いつか未来は繋がるから」
「……うん」
どちらからともなく重ねた手を、迎えが来るまで離すことは無かった。
「ただいま、良太郎」
「おかえり、梓ちゃん」
「……どうしたの?」
「小さい良太郎もやっぱり好き」
「え、」
「ダァーーー!いちゃつくんじゃねえ!!」
「わー!梓ちゃん大胆!」
「ナオミちゃん、煽らない煽らない」
「今日もデンライナーは賑やかですねぇ~」
「おかえり、良太郎」
「ただいま、梓ちゃん」
「みんなには会えた?」
「うん。梓ちゃんにも会ったよ」
「私?」
「僕の隣には梓ちゃんが居てくれたよ」
「そっか!なら寂しくないね!」
「……うん、ありがとう」